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山村豊華園(小売り販売)
山口県長門市に本店をおく花き販売店で、相談者様の山村さんは2代目である。本店の店内にはカフェ、ケーキ販売店を併設しており、花を購入した顧客は、ついでにカフェでケーキセットを注文してくゆったりとくつろぐことができる。親和性の高い多角化経営でシナジー効果を発揮し売上を拡大し、本店の他に長門市内にある大規模スーパーのテナント店、萩支店もある。
住所 | 電話 | ホームページ |
〒759-4101 山口県長門市東深川2650−1 | 0837-22-3917 | http://yamamurahokaen.jp/hokaen_annai.html |
山村豊華園は長門市でも老舗であり、顧客の要望にこたえる対応力や高いアレンジのスキルでリピーターが多い。
しかし、急速に進む地方の高齢化によって顧客の年齢層も年々上昇しており、40代以下の新規顧客層を確保していく必要性を感じていた。 相談者様は、SNSなどの情報発信を行っているもののなかなか新規顧客を確保することに繋がらずどのように周知すればよいか思案。そんな時に、山村社長は知り合いから山口県よろず支援拠点の活用を聞き、SNSについての相談に至った。
CO はまず現在の事業環境や周知方法についてヒアリングを開始。
既に周知方法については、ホームページやFacebook・インスタグラムへの投稿を行なっていた。また、特売などのキャンペーンは、折り込みチラシを活用し集客も図っている。
しかしSNSは順調にフォロワー数が増えているものの、新規顧客獲得に繋がっている実感はあまりないようであった。調査をしてみると、同店は長門市一帯の顧客がメインターゲットであり商圏外のフォロワー数が増えている可能性もあった。折り込みチラシについては一定の効果はあるものの狙った層の新規顧客の来店には繋がっていなかった。 原因は、近年の新聞購読者の減少、若年層の新聞購読者数の減少が一因と思われる。そこで、山村社長とCOは「長門市およびその周辺の市の40歳以下の年齢層への効率的な周知と集客」を課題として設定し、情報発信に取り組むことになった。
先ず、既存のターゲット層へのリーチするため、有料ではあるが、SNS広告を出稿し一気に認知を上げ、集客をはかった。
既にFacebookとインスタグラムを普段から使用していたため、すぐに広告が出稿できるFacebook広告を選択した。本店では季節毎にイベントを行っているが、大規模なイベントが年間2回あり、広告費を有効につかうため、消費者の反応を得やすい大規模イベント時にFacebook広告を出稿することに決めた。
また、無料でWEBサイトを構築できる「Amebaownd」を活用したランディングページの制作、広告素材となる動画撮影や写真撮影、消費者からの反応を得やすい広告文や広告画像をCOと相談しながら準備進めた。 広告出稿後は、定期的に広告効果を確認しながらPDSサイクル(マネジメントサイクル)をまわし効果のある広告を選別、改良していくことで広告効果の向上に努めた。
代表取締役でもある山村様は多忙を極めており、社内にいないことも多い。どこにいても実施可能な施策、手間をかけない施策を提案するようにした。Facebook広告は場所にとらわれず、今までの取組と親和性も高かいため比較的取り組みやすかった。
折り込みチラシは使用せず、Facebook広告のみで実施することにし計5回出稿した。すべてのイベントで折り込みチラシを行った時と来場者数、売上高ともに上回った。折り込みチラシに比べ、広告費は1/10程度に圧縮できたことから利益率が5%程度良化した。 販売スタッフの体感になるが、新規来場者も多く、年齢層も下がった印象とのことであった。今後もFacebook広告を活用しアンケート等で来店理由調査を行い、広告効果を見える化したい。
長門市のような比較的小さな市でSNS広告は効果があるのか懐疑的でしたが、チラシよりもターゲット層に届く手法であることを実感しました。 今後もよろず支援拠点のCOの助言をえながらITを活用した情報発信のスキルを習得していきたいと思います。
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