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売上拡大
fluer縁（サービス業）
平成20年12月フラワーアレンジメント教室を開業。学校の体験教室やPTA活動、花博をはじめ山口県産花に関するイベントを主催。個人として全国フラワーアレンジメントコンテストにて受賞多数。令和2年『お花のお届け便 ハチ』をブランド化し、山口県産のお花や花材を取り扱うネットショップを立ち上げる。たくさんの人がお花に触れ合うきっかけづくりになれるよう活動中。
| 住所 | 電話 | ホームページ |
| 〒759-4102 山口県長門市西深川2214-2 | （090）1012 – 4687 | https://flower-design-yuki.jp/ |
起業後はフラワーアレンジメント教室やイベントでのデモンストレーション、店舗ディスプレイ、オーダーメイドのお花ギフト、ウエディング装花などを行いながら、様々なコンテストへ参加し数多くの受賞実績を重ねていた。その一方でフラワーアーティストとしての印象が強く、十分な売上を上げられず悩んでいた。売上拡大のために新規顧客の獲得が必要であり、そのためのチラシ作成をしたいとのことから当拠点へ相談に至った。
COはまず現状の取扱商品・サービス内容などの主な事業内容について分析を開始。レッスンやデモンストレーション・オーダーメイドのギフトなど限定されたシーンでの依頼が中心であるが、相談者は「町のお花屋さん」として地元のお花をたくさんの人に届けたいという思いがあった。また、新型コロナウイルス感染拡大によりイベントや教室の中止が続き、先行きが不透明な中、新たな取組を行う必要があると判断。在宅勤務やリモートワークが続き気軽なコミュニケーションを取ることができずストレスが溜まっている人の気分転換および仕事の生産性を上げられるようネットでお花の定期購入ができるECサイトの開設と広報活動を課題として設定し、売上拡大に取り組むことにした。
定期便で取り扱う商品のコンセプトやターゲットについての情報整理を行う中で、山口県内の花生産者も新型コロナウイルス感染拡大の影響により生花の需要が減少していることが判明。そこで、県内で生産された生花を定期便の看板商品にすることと、親しみやすいようミツバチのキャラクターと「ハチ」というネーミングのロゴでブランディング戦略を行うことを提案。また、テストマーケティングを始められるよう無料のデザインツールCanvaの活用方法を紹介。販売を行うECサイトに限らず、まずは地元の方に覚えてもらえるようチラシなどの紙媒体やLINE公式アカウントを活用した情報発信を行うことで、自社ブランドと商品の認知を高めるのに努めた。
相談者が最初に来訪した際には、フラワーデザイナーとしてのイメージが強く、どのように事業を続けていけばよいか悩んでいる様子であった。そのため、相談者のこれまでの経歴や事業への思いを、傾聴の姿勢でじっくり聞くことに徹した。すると、スタッフを含めお花の知識が深く親しみやすい人柄であることが判明。スタッフを含めチームでキャラクター作りに取り組むことでブランディングに向けて積極的な行動を促せたと思う。
こうして開設したECサイト「お花のお届け便ハチ」は、自宅で過ごすことが増えた方への人気が高まり、売上が徐々に増加。また、定期便と同時に店舗でのお花の販売や、地元の花生産者・花市場と連携した体験型のイベント開催により、地元メディアに取り上げられたことで県内外からの問い合わせも増え、売上は前年比180%増を達成した。今後はウェブサイトやCanvaで作成したデジタルカタログの活用によりさらなる認知向上に努め、売上拡大につなげていく。
COには丁寧かつ親身に相談に乗っていただいたおかげで、自社で立ち上げたハチを大切に育てていこうという気持ちになれました。なにより、スタッフを含め社内で簡単に共有可能なデザインツールのスキルを身につけることでブランディングを自分たちで行うことができ、目標が明確になったことが大きな自信になりました。
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