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初めての6次産業化に挑戦!レンコンチップスが大好評!


売上拡大

株式会社 藤本ファーム

生産農家から一歩前に踏み出したい!

扱う商品が農産品のため、そのまま卸販売しただけでは益率が悪く、価格も市場動向に左右される。また、形が悪く販売できないものや作業中に折れてしまうものもなど、ロスが発生しやすい品種特性。そのため、これまで取組んでいなかった6次産業化により、安定的な売上げや利益率の向上、ロスの低減を図りたいと考えた。将来的に業容も拡大してゆきたい思いもあり、岩国商工会議所に相談したところ、よろず支援拠点を紹介していただいた。

売上拡大には総合的な伴走支援が必要。

相談者は、6次産業化のみでなく、業容を拡大したいという強い思いが感じられた。反面、決算書の見方がわからないなど経営管理やマーケティング等の経営知識の不足も感じられた。

そのため、まず経営状況の全体像を把握するため、ヒアリングや財務分析等を行った。その結果、次のような複合的な諸課題が浮かび上がってきた。

経営全般的には、圃場確保のための借入金返済により資金繰りが厳しい。根本的には、売上を拡大しないと解決しないが、そのためには、今回の6次産業化の実現、HP等PR強化による販路拡大、生産量確保のための人手不足解消、計画生産やコスト削減等を総合的な伴走型支援が必要であることが判明した。

経営全体を把握して商品開発を。

COとしては、まず相談者自身の経営知識の充実を兼ねて、自社の経営状態や諸課題を認識しながら商品を開発してゆくことを提案。具体的には、CRDによる財務分析を行いその結果や今後の対応策についてわかりやすく説明を行った。次に人材不足については、人材確保支援ツールを作成していただき、今後の採用計画を考えるきっかけとしていただいた。今回の相談の本題である6次産業化については、マーケティング戦略シートを作成してもらいながら、商品の4Pの具体的な内容を計画していただいた。課題のひとつであった資金についてもJA経由で日本公庫の融資が決定し、知財総合支援窓口と連携しながら商品開発を伴走支援した。HPの作成支援に関しては同拠点の村田COにお願いした。9月から1月にかけての開発期間を経て、レンコンチップスが完成した。

今回は、相談者自身が全く初めての6次産業化(商品開発)でありながら、強い意思と行動力のある方と感じた。そのためCOからの先行提案でなく、自主的に商品開発が進むように相談者の思いに寄り添うことを大切にした。また、拠点のCOも試食に積極的に参加して相談者へのフィードバックを行い、支援の人繋がりを大切にした。

ライバルの多い中、新商品は販売好調!

レンコンチップスは年明けの1月に完成し、取引先のスーパーを中心に販売を開始した。商品としてはプレーンとチョコレートの2つのタイプを用意。販売は当初より好調で5月まで順調に推移した。現状の問題点としては、2日で50個までしか製造できないこと、季節によって可加工に回せるレンコンが不足することがあるなどである。今後は、レンコンの生産と加工を計画的に行い、販売量を増加させること、季節や消費者の嗜好に合わせて様々なタイプを開発する。

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