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mizutama design(Webデザイン)
令和3年9月に、グラフィックデザイン業を開業。
代表の吉田さんは、学生時代から服飾デザインに興味を持っており、社会人になってからカメラ技術やWEBデザインを学び、将来は独立したクリエイターになることを目指していた。
事業名の「mizutama design(ミズタマデザイン)」は、大好きな「水玉模様」を事業名に掲げ、一心に打ち込む姿を自分の子供たちに見せたいという想いを込めて命名。 特に、女性的な感性のイラストと写真が得意で、デザインに関するオールジャンルをワンストップで受注できることが強みである。
相談者様は、子どもの頃から服飾や宣伝物のデザインに興味があり、「将来はデザイナーになりたい。」という夢を抱いていた。しかし、デザインとは無縁の会社に就職したため、余暇を利用して職業訓練やデザインスクールに通いながら地道に起業を目指していた。次第に「学ぶだけでは先に進めない」という焦りが頭を離れず、起業後の集客方法や収益の計算、税金はどのくらいかかるのか、身の丈以上の挑戦をしているのではないか等、不安が募り途方に暮れていたところ、友人からよろず支援拠点を紹介され、相談に至った。
COはまず、相談者様の起業に憧れる想いを聞きながら、得意な仕事内容や、どのくらいの収益を目指したいのかについても入念なヒアリング繰り返し行った。その結果、相談者様はデザイン、フォトグラフ、IT関連のクリエイティブ技術をワンストップで制作できるクオリティの高い技術を培っていることが強みであると判断。一方、具体的な業務、事業規模、ターゲットについては深く考えていなかいことも分かった。
また、近年のITやSNSに対してどのくらいの需要が見込めるかも調査した結果、県内においてはInstagram等のSNSを企業で運営したくても依頼先がないことや、行政・自治体においても運用が必須であることが判明。高い技術をもつ相談者様のことを周知できれば、受注先として選んでもらうことができると判断した。 そこで、「強みを生かした事業の広告宣伝、集客方法」、及び「記帳、申告、インボイス制度等税務知識の付与」を課題として設定し、サービス開発等にチーム支援で取り組むことにした。
まず、中小企業診断士COが支援に着手し、創業計画の策定、事業目標の設定、ターゲティング(SNSが苦手な女性と大手デザイナーが敬遠しがちな何度も修正依頼を繰り返すこだわりの強い事業者に設定)を行うとともに、併せて、防府商工会議所の創業塾を受講して経営一般の基礎知識も学ぶよう導いた。
次に、デザイナーCOが、自社のブランディングに必要な企業ロゴのデザインが情報発信・販売促進に必要なことを説明。これを受けて相談者様は自社ロゴを製作し、それを配した名刺を作成して、友人・知人に配付した。 更に、ITアドバイザーCOが、開業後のさらなる売上拡大のために、自社ホームページの製作をお勧めし、掲載内容について助言を行ったほか、カメラマンCOが掲載画像の撮影テクニック等の支援を行った。現在、相談者様は自社HPを製作中である。
相談者様が最初に来所した際には、WEBデザイナーとしての基礎知識は有しているものの、具体的な創業計画や利益設定等に未着手で、どこから手を付けたらよいのか分からず、行き詰まっていると感じられた。 そこで、相談者様の強みを見極めるためのヒアリングに注力した結果、「顧客ニーズにワンストップで応えられる。」という気付きができた。ヒアリング結果を踏まえ、開業までにやるべきことを明確にお伝えした上、各分野の専門家COが相談者様と一丸となってチーム支援を行った。
こうして様々なジャンルにおけるCOの多岐に渡る提案に対して、相談者様が積極的に取り組んだ結果、令和3年9月に開業届を提出。
当初の予想より受注件数が増えており、毎月の売上が右肩上がりに上昇している。 今後は、さらに相談者様の強みをアピールして受注をアップできるよう、SNSによる情報発信についての支援に磨きをかけて、更なる収益の確保につなげていく。
永年の夢を実現できて感無量です。デザインの技術を身に付ければ開業できると安易に考えていましたが、そう簡単にいくはずもなく途方に暮れていました。そんな時、よろず支援拠点の、たくさんのCOに開業までのプロセスをしっかり支援していただき感謝しています。今後、ますます事業を拡大したいと、胸がドキドキしています。
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