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Josuiジョスイ(小売り)
2022年2月まで、萩市地域おこし協力隊として林業支援に従事し、活動の傍ら自らも地元産木材を使った家具や小物の製造技術を習得され、協力隊在任中にご結婚。卒業後も萩市に残り起業することを決めていた。 お2人は、令和4年3月に個人事業「Josui(ジョスイ)」を開業。奥様の里枝さんがパナマハット発祥の地・南米エクアドルで技術を習得したパナマハットを制作し、園田さんはハットを飾るハットスタンドを製造され、全国各地で販売会を開催している。
住所 | 電話 | ホームページ |
〒758 萩市 | (080)6254-1756 |
相談者様は、萩市地域おこし協力隊の隊員として林政課に所属し、木材加工の仕事に従事していた。在任中から表札や本棚などの家具を製造し販売することを目指し活動してきたが、地域の人口減少や本離れなどで需要をなかなか見いだせず思うように売上が伸びなかった。そのような中、COに販売促進の方法やオペレーションの効率化について相談を持ち掛けていた。
相談者様は、地域おこし協力隊在任中に結婚し退任を前に第一子となる女の子が生まれていた。協力隊退任後は毎月手にする給与所得がなくなることから、相談者様の木工だけでなく、妻である里枝さんの特技も生かした事業を始めることを模索していた。
里枝さんは、南米エクアドルでパナマハットという植物を編みこんで作る帽子の制作技術を習得しており、相談者様はそのハットスタンドを製造・販売するというプランを考えていた。同時期に地域のビジネスプランコンテストが開催されることからチャレンジすることを決意した。 しかし、事業計画を書いた経験がなく、どれだけの売上があれば地域で持続的なビジネスを展開していけるのかが見えず、今後の生活にも不安を抱えていた。
COは先ず、相談者様の生活費を確保することを助言。これまで暮らしてきた生活費を元に毎月最低限必要となるお金を割り出し、そこから必要な事業費用を加味しながら目標となる売上高を算出した。
また、販売する帽子、帽子スタンドの単価、一回の販売イベントでの見込み販売数などから年間どのくらいの販売機会が必要になるのかを割り出し、そのためにどのような営業活動を行っていくのか行動計画にまで落とし込んだ。 さらに、ビジネスプランコンテストでは、開業後数年間の売上の伸びとそれを裏付ける売上構成を、グラフ等を用いて資料に落とし込んでいった。そして、地域の木材を利用した事業を継続的に展開することで地域の発展にどのように寄与するかも資料に付け加え、コンテスト直前まで何度もプレゼンの練習を繰り返した。
相談者様は地域へ貢献したいという思いが強く、多彩なアイデアを持っていたが、いざ起業となると現実的な問題が見えてきて不安を感じるようになっていた。そこでこれまでの生活をいかにして守っていくかという現実的な問題からスタートして逆算していくことを提言し、それを実現するためにはどのようにアイデアを活かし組み立てていけばいいかを重点的に考えた。
ビジネスプランコンテストでは、見事その年の最高位にあたる優秀賞と副賞である30万円を獲得し、無事に開業に至った。その後、市内外での月1回のペースでイベントを開催し、順調に売上を獲得している。 今後、全国各地でイベントを開く一方、「josui」というブランドを立ち上げ、百貨店などの販路を広げて安定的な収入を得られるようにしていく計画である。
よろず支援拠点では、開業相談だけでなくオンラインセミナーも活用しました。ちょっとしたことでも気づきを得ることができ、開業ができました。 事業を進めていく中、まだまだ分からないことが多いので、ひとつひとつ勉強しながら前進していきたいです。
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